ヤマツカミ

古龍種
岳龍亜目 ヤマツカミ科

MH2dosにおいて登場した一風変わった古龍。
ラオシャンロンに次ぐ超巨大モンスターの一つですが、
このカテゴリーのなかでは小型で、攻撃に対する積極性もやや高くなっています。

古塔に出現するモンスターで、空を飛んでいるので下のほうのエリアでは戦闘になりません。
螺旋階段を上るエリアから戦闘が可能になり、
初期のMH2dosでは吸い込み攻撃“くるくるアタック”で猛威を振るいました。

このようにヤマツカミでは、
攻撃してくることが少なく、退屈な作業プレイになってしまったラオシャンロンの反省点が生かされています。
が、塔の一番上のエリアまでたどり着いてしまうと、これらの強力な攻撃行動は行わなくなってしまい、
やはり作業感のぬぐえない退屈なプレイになってしまいます。
一応強力なボディプレスも行うのですが、
慣れてしまうと回避が余裕で(ノーモーションプレスという悪夢のことは忘れましょう)、
足をひたすら攻撃⇒落とす⇒一斉攻撃という作業の繰り返しになってしまいました。

また、螺旋階段で戦うよりも塔の一番上で10分くらい待機してから攻撃したほうが、
最終的な討伐時間が早くなるということが発見され、
待ち時間+作業プレイという、余計に退屈なクエストになってしまいました。


MHP2ndではいったんリストラされましたが、MHP2ndGで復活。
作業クエストになってしまうという反省点を生かし、戦闘フィールドの一新を図った結果、
作業感はそこそこ改善されました。

公式設定に基づく生態解説

集落を作り、社会性を持つ動物です。
亜種であるメラルーも集落を共にしていますが、一見蛸のように見える古龍種。
身体には苔や低木などが覆い茂り、浮岳龍とも呼ばれます。
実は、食物などを体内で分解し、発生したガスを身体に溜めておくことで巨体を浮かせているのです。
要は生きた風船。

ヤマツカミは他の古龍とはまったく違った容姿をしていますが、
公式仮説によれば「特殊化が進むうちに翼を退化させた」種であるらしい。
つまり、太古の先祖には翼があったということになり、
類縁関係が不明なキリンに比べると、まだ正統古龍に近い系統だといえるでしょう。

妄想を含む生態考察

外見から骨格などを連想することは難しく、
また 体の側面には軟体動物の外套膜を思わせる部分もあります。
軟体動物のように思えてしまう一因です。

ただし目や口は前方に位置し、後部には短いが尾も存在するのです。
口には巨大な臼歯が並んでいます。

腕は2対あり、これは前肢と後肢に由来します。
一番前にある触腕は、実は腕ではないのです。
また腕には指も確認できます。
このことから外見とは裏腹に、ちゃんと脊椎動物の基本体制は残っていることが判りますね。

口の横にある細い触腕は何の為にあるのか、また人間で言う何に当たるのかは判っていません。

名前やビジュアルの由来

ヤマツカミの名前は、日本の神話において登場する「オオヤマツミ(大山津見)」が語源。

「大山津見神」とも表され、この場合の読みは「オオヤマツミノカミ」。
「大いなる山の神」という意味だが、海もつかさどる神といわれています。

ビジュアル面ではもはや言うまでもありませんが、タコがモデル。