ハプルボッカ
海竜種 |
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きんもー☆
あのチャナガブルを凌駕するほどの変顔をもつ海竜種。
せめて目が前のほうについていたら少しはマシに見えたのではないでしょうか。
地中に潜って砂山に擬態している点はバサルモスを髣髴とさせ、
大きな口で獲物を飲み込む様はチャナガブルを、
砂地を泳ぐという行動はガレオスを想起させます。
おそらく、ポータブルシリーズで水中を再現できなかった為、
チャナガブルの代役として製作されたモンスターでしょう。
音爆弾を使っておびき寄せ、爆弾を口の中に入れてひるませ、釣りをしてスキを造る、
という狩猟方法は他のモンスターとは比較にならないくらいトリッキーな趣向です。
狩猟中に進路を誘導して物を食べさせる点は、
フロンティアシリーズのパリアプリアと被らないでもない…
おそらく、モデルとなった生物もパリアプリアと同じアホロートルなのではないでしょうか。
公式設定に基づく生態解説
砂に潜って背中だけを露出させ、砂山に擬態しています。
音で獲物の位置を判断していて、
獲物を見つけると地下から急襲して大きな口で丸呑みにしてしまいます。
口の中にはヒダのような器官があり、これは栄養を取り込むためのものだといわれています。
また、身体に流れる極彩色の体液は保水性に非常に優れていて、
砂漠地帯での活動を助けているようです。
妄想を含む生態考察
考察すべきは頭部の側後方にあるエラでしょう。
エラという器官はもともとは水中での呼吸の為の器官で、
魚類や両生類の幼体に発達しています。
実際、ハプルボッカのそれは「エラ」と呼ばれていますがエラではなく、
獲物を飲み込む際に一緒に取り込んでしまった砂を排出する為のものです。
が、よく考えてみると口と繋がっている器官で、直接外に抜ける穴を持つのは、
鼻と、肛門くらいしか思いつきません。
では、ハプルボッカのエラは、鼻が変形したものなのでしょうか?
でも、ハプルボッカにはちゃんと鼻がついていますし、あのエラの位置はどうみても耳…
そう、あの器官は耳に該当するものだと考えられます。
しかし、そう考えると疑問が一つ。
耳って口と繋がってるの?
答えは⇒イエス。繋がっております。
そもそも我々の耳というのは魚のエラが変化したもの。
陸上では水中呼吸の必要が無く、代わりに空気の振動を感知する必要があったため、
耳へと変化したといわれています。
中耳炎などでおなじみの「中耳」がエラと相同器官で、鼓膜の裏から口まで繋がっています。
ハプルボッカは鼓膜を退化させて、口内と耳を直接繋いだに違いない!
耳がエラの変化したものだとすれば、
なるほど、ハプルボッカのそれも「エラ」と呼んで差し支えないのかもしれませんね。
だがしかし。
もう一つの疑問が浮かんできませんか?
ハプルボッカは音を感知して獲物を探す。
つまり、耳は逆に発達していなければおかしい…
おそらくですが、ハプルボッカは耳で音を感じているのではなく、
地面に伝わってくる振動を身体全体で感じ取っているのではないでしょうか。
考えてみれば、地面に潜るモンスターは皆、
音で回りを探るのに、耳が発達しているやつはいませんよね。
身体で音を感じ取れるので耳はいらないということなのかもしれませんね。
名前やビジュアルの由来
ビジュアルのモデルはアホロートル、つまりウーパールーパーだと
考えたくない。
あんなに可愛い良いいきものをモデルにこんなブサイクな奴が生まれるなんて。
なお名前の由来はイタリア語で口を意味する「ボッカ」から。
紫の口で「パープルボッカ」…から来ているなんてことは無いよね…?